

センター世界史の問題分析
1.4〜6つの文の正誤問題
2.空欄補入などの語句選択問題
3.年代や歴史事項の順番・場所などの組み合わせ問題
4.図やグラフなどのビジュアル問題
5.その他
問題集や過去問の問題を解くときには必ず作問者の立場から、何がわかれば正答できるのか、どういうことで受験生を不正解にさせようと考えたのかをよく考えて問題分析をしよう!
→人物・事項・年代(世紀)で誤りがないか確認しよう!!
流れや基本を押さえ、過去問演習をしていれば確実に答えられる。年代は世紀(現代史で1930年代といった10年単位)単位で聞かれるので世紀単位で教科書や資料集の総合年表を見たり過去問をといて確認していこう。年号暗記は不要。
例として・・・
スエズ運河の建設やその株式の保有をめぐって,ドイツによる財務の管理を受けるようになった。
(ドイツ→イギリス)
オランダのウィクリフが教会制度を批判して,宗教改革運動の先駆者となった。
(オランダ→イギリス)
クロムウェルが,「権利の章典」を制定した。
(クロムウェル→議会)
この島を拠点としたオランダ東インド会社は,19世紀半ばに,英蘭戦争を招いた責任を問われて解散した。
(19→17)
| ■ 似たような名前や同じ分野の用語に変えるパターン |
→混合しないように確認しておくこと!!
過去問演習でしっかり確認しておけば確実に答えられる。
例として・・・
武帝による張角の派遣を機に,西域の事情が漢に伝わった。
(張角→張騫)
コシューシコ(コシチューシコ)がハンガリーの独立運動を指導した。
(コシューシコ→コッシュート)
→混合しないように確認しておくこと!!
あやふやな状態では騙されやすい。流れや基本を押さえ、過去問演習をしていれば確実に答えられる。
例として・・・
奴隷制擁護を唱えて,共和党が結成された。
(擁護→反対)
フランスは,ワーテルローの戦いで,オーストリア・プロイセン軍に勝利した。
(勝利→敗れた)
コブデンとブライトは,穀物法を支持して保護貿易を主張した。
(支持して保護貿易→反対して自由貿易)
イギリスの「無敵艦隊」がスペイン艦隊に大敗したことが,反スペイン宣伝に弾みをつけた。
(イギリスとスペインが逆)
| ■ 「すべて」「〜まで」「〜のみ」系の言葉のある文 |
→例外がないか確認しておくこと!!
これは他の教科でも正誤問題で使われている。
例として・・・
イギリス側では,1842年まで一貫して,東インド会社が貿易権を独占した。
(1833年に東インド会社の貿易活動禁止)
ドイツは,軍備を全面的に禁止された。
(陸軍は残った)
アメリカ大陸では,ヨーロッパ人が到着する以前から鉄器を使った文明が発達していた。
(鉄器はヨーロッパ人によってもたらされた)
→「流れ」に逆らってないか確認!!
例として・・・
ベーメン(ボヘミア)で,フス戦争の結果,フスは処刑された。
(フスは処刑され、フス戦争が起こった)
ハンガリーの反ソ暴動をきっかけとして,ソ連ではスターリン批判が始まった。
(スターリン批判がきっかけでハンガリーの反ソ暴動がおこった)
→空欄問題は近所にヒントがある!!
バルト海・北海貿易にとって重要であった(地図参照)。この海峡を経由した貿易の主導権は,中世には[ 5 ]が握っていたが,
問5 空欄[ 5 ]に入れる語句として正しいものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)神聖同盟 (2)ライン同盟
(3)四国同盟 (4)ハンザ同盟
(バルト海・北海貿易、中世がヒント)
オスマン帝国の起源は,13世紀末ごろにアナトリア半島西部に現れたトルコ系イスラム教徒の戦士集団にある。この地域は当時,イスラム世界における北方の辺境であった。1453年に[ 1 ]を攻略してビザンツ(東ローマ)帝国を滅ぼした後,
(1)ローマ (2)アテネ
(3)コンスタンティノープル
(4)アンカラ
(ビザンツ(東ローマ)帝国を滅ぼしたがヒント)
→わかるものから消去法で!!
問題の選択肢では教科書レベルを超えるものも出され、消去法を使わないとだめな問題がある。わかるものから消していき正解に近づいていこう。模試や試験本番で選択肢がどうしても絞れない場合は・・・運に頼ろう(笑)。
シェークスピアとセルバンテスは,自国の暦では共に1616年4月23日に死亡したとされるが,実際には10日間のずれがあった。シェークスピアの作品aとセルバンテスの作品bとの組合せとして正しいものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)a─失楽園 b─ガルガンチュアとパンタグリュエル物語
(2)a─ハムレット b─ドン=キホーテ
(3)a─ヴェニスの商人 b─ガルガンチュアとパンタグリュエル物語
(4)a─ユートピア b─ドン=キホーテ
北アメリカでときには先住民(インディアン)を巻き込んで1世紀にわたって戦争を繰り返した国の名,の組合せとして正しいものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)フランス──スペイン
(2)フランス──イギリス
(3)ポルトガル──イギリス
(4)オランダ──スペイン
cは,ベルリンにあるブランデンブルク門である。その門の前で人々がベルリンの壁の開放を喜んでいるが,これに関連した出来事が年代順に正しく配列されているものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)ソ連邦の解体──東西ドイツの統一──ポーランド「連帯」の成立
(2)東西ドイツの続一──ポーランド「連帯」の成立──ソ連邦の解体
(3)ソ連邦の解体──ポーランド「連帯」の成立──東西ドイツの統一
(4)ポーランド「連帯」の成立──東西ドイツの統一──ソ連邦の解体
→地図やグラフの選択問題は各選択の地図やグラフの特徴をしっかりつかむこと!!
いわゆる「地図やグラフ・史料を用いた単なる事実の記憶ではなく、歴史の総合的な理解、判断を問う用に工夫」された問題です。各選択肢の特徴などを読みとることが重要です。また、写真や絵はズバリそのものを聞いてくる場合があるので教科書や資料集をよく見て置いてください!!
下線部〔4〕に関連して,次の図は,第一次世界戦争までのヨーロッパ諸国における軍事費の推移を示している。図中のa〜dに該当する国の名の組合せとして正しいものを,下の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。

(1)a─イギリス b─ロシア c─フランス d─ドイツ
(2)a─ロシア b─イギリス c─ドイツ d─フランス
(3)a─ドイツ b─ロシア c─イギリス d─フランス
(4)a─フランス b─ドイツ c─イギリス d─ロシア
(軍事費が高くなっているということは戦争をおこなっているということから,bは1904年に日露戦争をおこなっていたロシア、aは南ア戦争をおこなっていたイギリスということがわかる)
写真の絵画の説明として最も適当なものを,次の文(1)〜(4)のうちから一つ選べ。

(1)ファラオの遠征の場面を描いたものである。
(2)死者が神の審判を受けている様子を描いたものである。
(3)エジプトで用いられた太陽暦を描いたものである。
(4)新王国時代の王と王妃の婚礼の様子を描いたものである。
(aは『死者の書』ということを知らないと・・・)
→まずわかるものから考える!!
問題の選択肢では教科書レベルを超えるものも出され、消去法を使わないとだめな問題がある。 必ずしも全部の選択肢がわからなくてもいいからわかるものから消していき正解に近づいていこう。模試や試験本番で選択肢がどうしても絞れない場合は・・・運に頼ろう(笑)。
アメリカ大陸の文明について述べた文として正しいものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)アステカ文明は,マヤ文明に受け継がれた。
(2)マヤ文明の中心は,メキシコ高原にあった。
(3)インカ文明は,スペイン人によって破壊された。
(4)インカ文明では,独自の暦法を記述した書物が公刊されていた。((4)はわからなくても、残りの3つから(1)のマヤとアステカが逆とわかれば解答できます)
→教科書には日本のことも書いてあります。確認を!!
特に中国(16世紀以降は欧米)との外交・交易や沖縄関係、中学レベルの日本史の知識が出る。
16世紀前半の世界について述べた文として誤っているものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選べ。
(1)マゼラン(マガリャンイス)がフィリピンで死亡した後,彼の部下が世界周航を達成した。
(2)ドイツでは,ルターが「95か条の論題」を発表した。
(3)イランでは,サファヴィー朝が成立した。
(4)日本では,江戸幕府が鎖国を行った。
1870年代の朝鮮・琉球について述べた文として誤っているものを,次の(1)〜(4)のうちから一つ選ベ。
(1)朝鮮は,清朝を宗主国としていた。
(2)イギリスは,武力を背景に朝鮮を開国させた。
(3)日本は,琉球人の殺害事件を理由に,台湾に出兵した。
(4)琉球は,沖縄県として日本に編入された。